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【子供への離婚の伝え方】経験者として考える3つのポイント|「これから先」が大切

離婚
  • 子供に離婚を伝えなきゃ…
  • どうやって話せばいいんだろう…
  • 子供のための伝え方ってあるのかな?

 

離婚を子供に伝える時、子供の気持ちを考えるほど話しづらいもの。

「どうやって言えばいいか」「何を話せばいいのか」など、子供への伝え方は考えるほどむずかしいです。

 

 

この記事の内容

  • 子供に離婚を伝える時の3つのポイント
  • 子供に話す時までに考えていたこと
  • 5歳に話した時の伝え方とタイミング

 

この記事では子供への離婚の伝え方で悩む人向けに、伝える時の大切なポイント

また、ぼくが実際に経験した「不安」「伝え方」についても紹介します。

 

 

ぼくはシングルファザーとして、娘と息子の子育て中。

娘が5歳、息子が2歳の時に離婚を経験しています。

 

当時まだ5歳だった娘に離婚を伝える時、「伝え方」や「タイミング」などをいろいろと考えて話をしました。

離婚を子供に伝える時に大切なのは、「これから先について前向きに話してあげる」ことです。

 

離婚というと、どこか後ろめたくネガティブな印象

しかしそう捉えているのは、そう思っている大人だけです。

 

なので子供の年齢によっても変わってきますが、できるかぎり前向きに伝えてあげる。

「いつ」「どのタイミングで」「誰が言うのか」などを、しっかり考えて話してあげることが大切です。

 

子供に離婚を伝える時の3つのポイント

  • 子供が理解できる言葉を選んで話す
  • 事実をありのまま話す時に、悪者はいらない
  • 前向きにこれからの生活について話す

 

「言い方」「伝え方」は、子供の年齢によって変わってきます。

「離婚への理解度」も、就学前と小中学生以上では受け取り方が違います。

 

重要になってくるのは、子供が理解できるように伝えること

離婚という話の中で、「これから先の生活も明るい」というイメージを子供自身が持てるように伝えることが大切です。

 

 

 

子供に離婚を伝える時の3つのポイント

子供に離婚を伝える時の3つのポイント

「子供に伝わる」言葉を選んで話す
子供の気持ちを考えた伝え方
これからの生活について「前向き」に話す

 

「子供に伝わる」言葉を選んで話す

離婚を子供に伝える時に1番大切なのは、「子供にちゃんと伝わる」ことです。

 

言葉の理解度は、年齢によって大きく変わってくる部分。

そんな子供の年齢や理解度に合わせて、言葉を選んでいく必要があります。

 

ぼくが離婚をした時、子供たちは5歳2歳

さすがに2歳の息子に離婚を伝えるのは、むずかしかった部分があります。

なので5歳だった娘には、ちゃんと向き合って離婚することを伝えました。

 

5歳の娘に理解できるように、ひとつひとつ言葉を選んで話したことを覚えています。

「ただ言う」のと「伝える」とでは、言い方ひとつで伝わり方も変わってくるからこそ。

 

離婚というものを、「子供に伝える」ことが1番大切な部分になってきます。

 

 

子供の気持ちを考えた伝え方

離婚を伝える時、「悪者を作らず、ありのままを伝える」ことも大切です。

 

これから先いっしょに生活していく親としては、不都合なことを残さないことも重要です。

子供に対してちゃんとわかってもらうには、しっかり伝えることが大事。

 

しかしだからといって、「両親のどちらか一方を蹴落とすような言い方」も必要ありません。

子供自身が成長していくにつれて、自分なりに解釈するようになるからです。

 

小学生になった娘も、最近では離婚について話をしてきます。

娘なりの言葉で、「離婚後の生活」「いっしょにいない母親」について。

 

離婚に至った理由は人それぞれあります。

それでも子供に伝える時、「悪者を作らず、ありのままを伝える」ことが子供の気持ちの面でも大切です。

 

 

これからの生活について「前向き」に話す

離婚を子供に伝える時、1番大切になってくるのが「これからの生活のイメージ」です。

 

まずは離婚するという、「これからの生活が変わってくる」という事実を伝える。

その次に「それでも新しい生活は前向きだ」という、子供が前向きに捉えられる言い方が必要になります。

 

これから先の生活が不安なことを伝えたら、大人以上に子供の方が不安になってしまいます。

そのためには、「話す親自身がこれから先に気持ちを向けている」ことが必要。

 

前向きな気持ちを伝えてあげることで、子供も前向きな気持ちで受け止めてくれます。

 

 

 

子供に伝えるまでに考えたこと

子供に伝えるまでに考えたこと

「だれ」の口から離婚を伝えるのか
「いつ」子供に話せばいいのか
「引っ越し当日」はどう過ごすか

 

「だれ」の口から離婚を伝えるのか

当時5歳だった娘には、ぼくの口から「離婚の話」をしました。

 

はじめは、どちらから娘に話をすべきか悩みました。

離婚することで、「いなくなってしまう母親」か。

これから先、「いっしょに生活していく父親」か。

 

結果的に、「ぼくが娘としっかり向き合って話をする必要がある」と決断。

これから先いっしょに生活していくからこそ、自分の口から伝えるべきだと考えました。

 

離婚することを伝えるのは、娘の人生にとって1番大切になってくるタイミング

ひとり親としての第一歩として、自分の口から話をすることを決めました。

 

 

「いつ」子供に話せばいいのか

伝えるタイミングについては、「母親が引っ越しをする前日」に話をしました。

 

5歳の娘に離婚を伝えるタイミングについては、とても悩みました。

 

  • 離婚が決まってすぐ伝えるのか
  • 母親の引っ越し直前に話した方がいいのか
  • 引っ越しが終わってから伝える方がいいか

 

しかし子供の気持ちを考えれば考えるほど、正解がわからなくなっていました

 

「離婚が決まってすぐ」に伝えた場合、その日までの生活がつらくなってしまう。

しかし「引っ越し直前」すぎても、気持ちの整理が追いつかないかもしれない。

だからといって、「引っ越ししてから」伝えるのはかわいそう。

 

最終的に、引っ越しの前日に伝えることにしました。

次の日が休日だからなどの理由から、ぼくの中で娘にとっては1番良いだろうと判断

もちろんこれが正解だったかはわかりませんが、自分なりに悩んだ上での決断でした。

 

 

「引っ越し当日」はどう過ごすか

母親の引っ越し当日は、外出して「娘に引っ越しを意識させないように」していました。

 

目の前で母親の引っ越し作業を見ていることほど、つらいことはありません。

なので娘たちには、「お片付けの邪魔にならないように外で遊んでいよう」と話をしようと考えていました。

 

しかし実際、引っ越し当日は思っていたのとは違う形になりました。

2020年3月末の日曜日だったのもあり、コロナの影響で東京都は「外出自粛要請」

当初の予定では、習いごとが終わってから近くのショッピングモールで時間をつぶす予定でしたが断念。

 

医療従事者という立場ではありましたが、この日ばかりは仕方なしと千葉の実家へ

都内からの外出にはなってしまいましたが、子供たちの気持ちを考えれば間違いではなかったはずです。

 

結果的に子供たちは、ばーばの家で楽しく1日を過ごしていました。

「母親の引っ越しを意識することがなかった」という点では、前日に伝えて当日遊ぶというのは正解だったのかもしれません。

 

 

 

5歳に話した時の伝え方

5歳に話した時の伝え方

5歳にはむずかしかった、離婚という言葉
1番つらい部分こそ、自分の口から伝える
5歳に不安を与えないように、これからの話もする

 

2人きりでゆっくり話す時間を作る

ぼくの場合、母親が引っ越しをする前日にお風呂に入りながら娘に離婚の話をしました。

お風呂の方が、「2人でゆっくり話をできるから」という理由です。

 

当時5歳だった娘には、しっかりと言葉を選んで話をしました。

 

  • パパとママが離婚をすること
  • ママがお仕事で遠くに引っ越すこと
  • ママとは別々の家で暮らすことになること
  • 娘たちはパパといっしょに今の家で暮らすこと
  • 保育園も変わらないこと

 

ただ「離婚」という言葉については、5歳だった娘にはまだ伝わっていない印象でした。

 

それでも2人きりで話ができたことで、「娘に伝わるように言葉を選んで話をできた」ことは大きかったはずです。

 

 

1番つらい部分こそ、自分の口から伝える

2人で話をする中で、「ママがいなくなる」ことをはっきりと娘に伝えました。

これは「1番大切なこと」であり、「1番言いづらかった部分」でもあります。

 

会いたいと言ってくれれば「ママにお願いしてあげられること」「この先ぜったいにママに会えないわけではない」こともしっかりと伝えました。

 

離婚をする親として、1番伝えるのがつらいのが「ママがいなくなる」ということ。

しかし1番つらい部分だからこそ、「自分の口から伝えてあげたいという思い」もありました。

 

 

5歳に不安を与えないように、これからの話もする

娘に離婚を伝える上で1番意識したのが、「これからの生活について前向きに伝える」ことでした。

 

これから先は、「パパ」「娘」「息子」の3人で暮らしていくこと。

ママはいなくなるけど、「パパと弟はずっといっしょにいる」ことはしっかりと伝えるようにしました。

 

  • 3人でいっしょにご飯を食べる
  • 今度どこかへ遊びに行くこと
  • 保育園も今まで通り行くこと
  • お友達といっしょに遊べること
  • もうすぐ小学生だからランドセルを買うこと

 

5歳の娘にわかりやすいように、具体的に伝えるようにしました。

この伝え方の方が、5歳でも明るいイメージを持つことができると考えました。

 

離婚の話を5歳の娘にする時に意識していたのは、「これから先の生活に不安を与えないようにする」こと。

具体的なイメージも最後に伝えることで、「みんなで前向きに考えていける」ようにしました。

 

 

 

これからを前向きに伝えたなら、実践するだけ

これからを前向きに伝えたなら、実践するだけ

いま振り返ってみても、「子供への離婚の伝え方」としては間違ってはいなかったのではと思っています。

 

娘に離婚の話をした後の反応は、意外にもあっさりしていたのを今でも覚えています。

それでも、5歳の娘なりにはちゃんと理解してくれていました

 

  • 「ママ、お仕事がんばってね」
  • 「バイバイ、またね」
  • 「ママ、ちゃんとお引越ししたんだね」

 

引っ越し当日の朝に母親に声をかけ、帰って来てスッキリしている家を見て言った言葉です。

その時、少なくとも「娘は現実を受け入れ、前を向いてくれている」気がしました。

 

 

離婚後も、気持ちが不安定な時はありました。

たまにママを思い出して、さびしくなったりする時も。

 

それでも保育園の先生たちの協力や、娘自身の気持ちの強さでがんばってくれています。

小学生になった今では、娘の中での離婚への捉え方も変わったように感じています。

 

当時2歳だった弟も、この先「母親がいないのを気にする時」が来るかもしれません。

しかしその時も、同じようにしっかりと向き合い息子に伝わるように話をするだけです。

 

そんな子供のために親がするべきことは、「子供の気持ちを最優先に考えてあげる」こと。

これから先の生活を前向きに伝えたからこそ、「いっしょに生活していく中で感じさせてあげる」ことも大切になってきます。

 

 

 

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