- シングルファザーなんて周りにいない…
- ひとりの収入で生活できるのかな?
- 仕事と家事の両立をできる気がしない…
ひとり親といっても、世の中的にはシングルマザーというイメージがほとんど。
そんな中だからこそ、シングルファザーという環境で悩んでいる人も意外に多いんです。
僕も2人の子供が生まれてから離婚を経験。
それからはシングルファザーとして、6歳の娘と3歳の息子の子育て中です。
僕もシングルファザーになる前は、多くの不安と悩みを抱えていました。
しかしシングルファザーとしての生活が始まったことで、不安や悩みにぶつかるだけでなく、多くのことを経験しながら自分なりの解決法を見つけています。
✅この記事の内容
- シングルファザーによくある悩み
- 悩みを解決するための方法
- シングルファザーだから学べること
この記事では、シングルファザーだからこそ考えてしまう悩みを紹介。
また、僕がシングルファザーとして生活をしてきて学んだ、解決するための考え方やシングルファザー生活で学んできたことも紹介しています。
シングルファザーといっても、ネガティブな部分ばかりではありません。
世の中的に世帯数は少ないけれど、全くいないわけではない。
TwitterなどのSNS上には、同じようにシングルファザーとして生活している人たちはいます。
シングルファザーとしての生活が安定するまでは大変ですが、そんな生活の中で多くのことを経験し学んでいくことで、子供との生活を楽しく過ごすことができます。
1番大切なことは、子供たちのためにもシングルファザーとして気持ちがブレないようにすること。
実際にシングルファザーとして生活してみて、それぞれの悩みに対して自分がどう感じるかです。
シングルファザーによくあるような悩みも、経験する前後では捉え方が大きく変わってきます。
参考記事:【覚悟】シングルファザーとしての不安を受け入れ、開き直る事で得られる新しい生活
シングルファザーによくある悩み
シングルファザーが周りにいない
ひとり親というと、ほとんどがシングルマザーというイメージになってきます。
離婚が原因で、ひとり親になる世帯が多いです。
理由としては、浮気や育児放棄、性格の不一致など人それぞれ。
平成28年度の厚生労働省のデータからみても、シングルファザー、父子世帯の割合は圧倒的に少ないです。
世帯数 | 離婚 | 死別 | |
母子世帯 | 123.2万世帯(123.8) | 79.5 % | 8.0 % |
父子世帯 | 18.7万世帯(22.3) | 75.6 % | 19.0 % |
( )内は平成23年度
僕の周りを見ても、シングルファザーはいません。
そんな生活環境でいるからこそ、男ひとりで子育てをしていけるのかという悩みが出てきてしまいます。
収入を増やせない悪循環
シングルファザーになることで、生活していく上での経済面の不安も出てきます。
自分と子供の生活費を、ひとりの収入で考えていかなければなりません。
経済的に自立している人が多いシングルファザーの場合、養育費をもらっていない人がほとんど。
子供が小さいうちは、保育園や学童保育を利用することになるので、その利用料も生活費としてかかってきます。
しかし子育てのためには、残業して稼ぐことがむずかしいのが現実。
収入を増やしたくても、増やすことがむずかしいという悪循環になってしまいます。
仕事と家事の両立という慣れない生活
シングルファザーとして子供と生活していくには、仕事と家事の両立は不可欠になってきます。
生活費のためには働く必要があり、その生活リズムの中で家事や子育てをひとりで。
僕の場合も、帰宅後は夕食の準備から入浴、洗濯物や保育園の準備をしています。
休日であろうと、掃除や洗濯という家事は変わりません。
仕事と家事の両立という、今まで経験したことの無いような生活リズムへ不安を感じる人がほとんどです。
男ひとりでの子育てへの責任
子育てへの責任感の重さは、誰でも感じている部分。
シングルファザーの場合、その責任を全てひとりで受け入れなければいけません。
- 子供に寂しい思いをさせているのではないか…
- 娘が大きくなったら、関係性や関わり方も変えなきゃ…
- やっぱり母親という存在は必要なんじゃないか…
子育てを全てひとりでやっていくという責任の重さを感じるほど、自分にかかってくるプレッシャーや不安は大きくなってきます。
悩みを解決するための方法
シングルファザーが近くにいないだけ
シングルファザーという生活をしている人は、身近にいないだけで世の中にはいます。
ひとり親の中でも、シングルファザー世帯が少ないのは事実。
だからこそ自分の身近には、ほとんどと言っていいほどいません。
しかしだからといって、「自分だけが」という考え方になってしまうのは違います。
今の時代であればSNS上、特にTwitterには、同じようなシングルファザーとしての生活をしている人が思っている以上にいます。
そんな同じ立場の人たちから情報を得ることで、「自分だけが」という考えを持たないようにすることが大切になってきます。
参考記事:【身近にいないシングルファザー】Twitterで悩みを解決するための適切な距離感
ひとり親家庭向けの手当で収入をカバー
生活費での不安がある場合、国や自治体からの手当などの知識を得ることが大事になってきます。
- 子育て世帯向けの児童手当
- 児童扶養手当
- 児童育成手当
これ以外にも、国や自治体からの援助はいろいろとあります。
経済的な不安を考えるのは、それらの援助をしっかり知って活用をしてからです。
僕自身も手当や制度を知り手続きをしたことで、生活費に対しての不安や悩みに対して、気持ちに余裕ができました。
ひとり親家庭向けの援助は、シングルファザーでも同じです。
子供たちとの生活を考えるためにも、知識から得られる気持ちの余裕は大きいです。
参考記事:【知らなきゃ損】シングルファザーの支えになる手当|種類と必要な理由も解説
両立という慣れない生活も慣れるまで
慣れない新しい生活環境というのは、誰でも最初は苦労します。
しかしそれも、生活が安定して、時間がたてば解決できるもの。
僕もシングルファザーとしての生活リズムが安定するまでは、いろいろと大変な思いをし、試行錯誤を重ねたことを覚えています。
仕事と家事の両立という新しい生活環境も、何度も経験を重ねていくことで考え方や捉え方が大きく変わってきます。
参考記事:【仕事と家事】シングルファザーとして考える|両立のためには転職よりも環境改善
シングルファザーとして子育てと向き合う
子育てを全てひとりでやっていかなければならないという責任感も、大きく考えすぎないことが大切になってきます。
子育てをしていく環境は、人それぞれ違ってきます。
シングルファザーという環境も、その中のひとつでしかありません。
大切なことは、子供が楽しく生活できているのか。
僕もシングルファザーということで、周りからの目が気になった時期もありました。
しかしそんな経験をして今思うのは、本人たちが楽しく生活していればそれで良いということ。
シングルファザーとして、僕の中で子育てに対してブレない気持ちを持っていること。
子供たちのことが好きでいっしょにいる生活を選んだのだから、子育てで悩むのも当たり前です。
子育ての壁にぶつかったとしても、シングルファザーとしての責任を持っているからこそ、自分の考えで子育てと向き合うことができます。
参考記事:【子育ての責任と大変さ】シングルファザーとして知っておくべき3つの問題
シングルファザーだから学べること
経験や自信から身につく責任感
シングルファザーとしての生活の中で、人としての責任感は自然と身についてきます。
仕事、家事、子育て、全てをひとりでやっていくことが大変なのは間違いありません。
だからこそ、そんな生活を続ける中で得られる経験や自信、スキルはとても大きいです。
シングルファザーという生活環境は、子供たちのためにがんばれるからこそ、経験や自信を得て人間として大きく成長できます。
家事や子育てのスキル
やるしかないという生活の中にいることで、余計なことを考えずに何でも取り組めます。
家事に対して苦手意識を持っていたとしても、やっていくうちにできるようになるもの。
家事や子育てについても、最初から100%できる必要がないことも、シングルファザー生活の経験から学びました。
シングルファザーとして毎日の生活をしていく中で、自分なりの家事や子育てのスキルは自然と身につけていくことができます。
人間的な成長を感じられる
ひとりで子育てをしていくというのは、自分の気持ちとのたたかいです。
子育てというのは、まったく思い通りにいきません。
僕は今でも、子供たちへの接し方でいろいろ考えさせられています。
- さびしい思いをさせてるだろうから優しくしなきゃ…
- でも注意するときは厳しく言うべきなのか…
- しばらく見守るくらいの余裕を持たなきゃ…
シングルファザーとしての子育ては、毎日がトライ&エラーの繰り返しです。
そんな毎日を繰り返していくことで、子供たちの動きに振り回されることも減ってきます。
少しずつ自分の気持ちに余裕が出てくることで、自然と心が広くなり、日常生活での物事への感じ方も変わってきます。
シングルファザーで大事なのはブレない気持ち
シングルファザーというのは、世の中的には少ないです。
よくあるシングルファザーの悩みというのも、間違いではありません。
だからといって、それがマイナス要素にはなりません。
シングルファザーとしての生活をしていくことで、解決できる悩みもあります。
仕事や家事、子育ても大変だけど、生活に慣れるまで。
家事だって毎日やっていくうちにできるようになります。
経済面の不安も、公的な援助を活用することで気持ちに余裕ができます。
シングルファザーとしての生活が安定するまでは大変だけど、その中で多くの経験もできます。
大切なのは、子供たちのためにもシングルファザーとしての覚悟を決めるというブレない気持ちです。