- シングルファザーなんて周りにいない…
- ひとりの収入で生活できるのかな?
- 仕事と家事の両立をできる気がしない…
「ひとり親」といっても、世の中的には「シングルマザー」というイメージがほとんど。
世間的に数が少ないからこそ、「シングルファザーという環境」で悩んでいる人も意外に多いんです。
✅この記事の内容
- シングルファザーによくある悩み
- 悩みを解決するための方法
- シングルファザーだから学べること
この記事では、シングルファザーが考えてしまう悩みについて。
シングルファザー生活で学んだ「解決するための考え方」や「学んできたこと」も合わせて紹介します。
ぼくはシングルファザーとして、娘と息子の子育て中。
ぼくもシングルファザーになる前は、多くの不安と悩みを抱えていました。
しかしシングルファザーとしての生活が始まったことで、乗り越えてきた部分も。
不安や悩みにぶつかり経験することで、自分なりの解決法を見つけていくことができます。
そして世の中的に少ないシングルファザーも、決してネガティブな部分ばかりではありません。
シングルファザーも世帯数は少ないけれど、全くいないわけではない。
TwitterなどのSNS上には、同じようにひとり親として生活している人たちはいます。
たしかにシングルファザーとしての生活が安定するまでは、大変さを感じてしまうことも。
しかしそんな生活の中で多くのことを経験し学んでいくことで、ひとり親の生活でも慣れてはきます。
1番大切なことは、子供たちのためにも「シングルファザーとして気持ちがブレないようにする」こと。
実際にシングルファザーとしての生活をしてみて、それぞれの悩みに対して自分がどう向き合っていくかが大切です。
シングルファザーによくあるような悩みも、経験する前後では捉え方も大きく変わってきます。
シングルファザーによくある悩み
シングルファザーが「身近にいない」
世の中的にみても、シングルファザーのほとんどは「自分の身近にいません」。
「ひとり親」というと、ほとんどが「シングルマザー」というイメージ。
離婚の理由としては、浮気や育児放棄、性格の不一致など人それぞれ。
平成28年度の厚生労働省のデータからみても、シングルファザー、父子世帯の割合は圧倒的に少ないです。
世帯数 | 離婚 | 死別 | |
母子世帯 | 123.2万世帯(123.8) | 79.5 % | 8.0 % |
父子世帯 | 18.7万世帯(22.3) | 75.6 % | 19.0 % |
( )内は平成23年度
ぼく自身、周りをみてもシングルファザーはまずいません。
そんな生活環境だからこそ、「男ひとりで子育てをしていけるのか」という悩みが出てきてしまいます。
「収入を増やせない」悪循環
シングルファザーになることで、「生活していく上での経済面の不安」も出てきます。
ひとり親としては、子供との生活費を自分ひとりの収入で考えていかなければなりません。
特に経済的に自立している人が多いシングルファザーの場合、養育費をもらっていない人も多いです。
子供が小さいうちは、保育園や学童保育の利用も欠かせません。
その場合利用料などの支出もかかってきますが、子育てを考えると残業して稼ぐなどもむずかしいのが現実。
シングルファザーとしては、「収入を増やしたくても、増やすことがむずかしい」という悪循環になってしまいます。
「仕事」「家事」「子育て」という慣れない生活
シングルファザーとして子供と生活していくには、「仕事」「家事」「子育て」のすべてをこなしていく必要があります。
子供との生活費のためには、仕事をして働く必要があります。
そしてその生活リズムの中で、家事や子育てをひとりでやっていくことも必要となってきます。
ぼくの場合も、朝は子供たちと家を出て、保育園経由で職場に。
保育園経由の帰宅後は、夕食の準備から入浴、その他の家事をしています。
そして休日であろうと、掃除や洗濯という家事は変わりません。
「仕事」「家事」「子育て」という、今まで経験したことの無いような生活リズム。
そんな未知なる経験を、「自分ひとりでやっていくことへ不安」を感じる人がほとんどです。
「男ひとりでの子育て」への責任
ひとり親ということで、「子育てへの責任」も自分ひとりで背負うことになります。
「子育てへの責任感の重さ」は、親であれば誰でもが感じている部分。
しかしシングルファザーの場合、その責任を全てひとりで受け入れなければいけません。
- 子供に寂しい思いをさせているのではないか…
- 娘が大きくなったら、関係性や関わり方も変えなきゃ…
- やっぱり母親という存在は必要なんじゃないか…
シングルファザーとして子育てを全てひとりでやっていくほど、「自分にかかってくるプレッシャーや不安」は大きくなってきます。
ひとり親の悩みを解決するための方法
シングルファザーは「近くにいないだけ」
シングルファザーというのは、「自分の身近にいないだけ」です。
ひとり親の中でも、シングルファザー世帯が少ないのは事実。
だからこそ、ぼくも含め自分の身近にはほとんどいません。
しかしだからといって、「自分だけが」という考え方になってしまうのは違います。
今の時代であればSNS、特にTwitterには、同じようにシングルファザーとしての生活をしている人はたくさんいます。
そんな同じようにシングルファザーとして頑張っている人たちから、情報を得ることができます。
シングルファザーだからといって、「自分だけがという考えを持たないようにする」ことが大切になってきます。
「ひとり親家庭向けの手当」で収入をカバー
就業条件の限られてしまうシングルファザーだからこそ、「国などからもらえる手当を知る」ことが大切です。
もし、子供との生活費での不安がある場合。
「国や自治体からの手当」などを、しっかり知っておくことが大切になってきます。
- 子育て世帯向けの児童手当
- 児童扶養手当
- 児童育成手当
これ以外にも、国や自治体からの援助はいろいろとあります。
経済的な不安を考えるのは、それらの援助をしっかり知って活用をしてから。
ぼく自身も、いろいろな手当や制度を調べたことで知ることができました。
「学んで行動する」ことで、お金に対しての不安や悩みに気持ちの余裕が出てきた部分はあります。
「ひとり親家庭向けの援助」は、シングルファザーでも同じです。
子供たちとの生活を考えるからこそ、知識から得られる気持ちの余裕は大きいです。
両立という慣れない生活も「慣れるまで」
ひとりで「仕事」「家事」「子育て」という生活も、「大変なのは慣れるまで」です。
「慣れない新しい生活環境」というのは、誰でも最初は苦労します。
新生活や新しい職場、学校生活も同じ。
しかしそんな落ち着かない環境も、時間がたって慣れてくれば解決できます。
これはひとり親としての生活にも、同じことがいえます。
ぼくもシングルファザーとしてスタートした当初は、いろいろと大変な思いをしました。
慣れない生活リズムやこれまでやったことの無いことへの挑戦。
最初のうちは、「とりあえずやってみるをくり返していた」ことを覚えています。
しかしそんな生活も、時間がたてば先が見えてきます。
「仕事」「家事」「子育て」という新しい生活環境も、「経験していくことで慣れて」きます。
子育ての責任を「大きく考えすぎない」
子育てを全てひとりでやっていく責任感も、「大きく考えすぎないこと」が大切になってきます。
子育てをしていく環境は、人それぞれ違ってきます。
「シングルファザーという環境」も、そんな数ある生活環境の中のひとつでしかありません。
大切なことは、子供が楽しく生活できているかという部分。
ぼくもシングルファザーということで、周りからの目が気になった時期もありました。
保育園や小学校、ショッピングモールなどに出かけた時など。
しかしそんな経験をしてきて思ったのは、本人たちが楽しく生活していればそれで良いのかなということでした。
大切なのは、シングルファザーとして子育てに対してブレない気持ちを持っていること。
子供たちのことが好きでいっしょにいる生活を選んだのだから、子育てで悩むのは当たり前です。
子育てをしていれば、壁にぶつかるのも当然。
そんな時に「シングルファザーとしての責任感をムダに大きく持ちすぎない」ことで、気持ちも楽になってきます。
シングルファザーだから学べること
「責任感」から大きく成長できる
シングルファザーとしての人生は、「人間としてさらに成長するチャンス」です。
シングルファザーとしての生活の中で、責任感は自然と身についてきます。
「仕事」「家事」「子育て」全てをひとりでやっていくからこそ。
ひとり親は「大変さのイメージ」ばかりが先行しますが、「乗り越えた時の成長度」はすごいです。
忙しい生活を続ける中で得られる経験やスキルは、自信につながります。
シングルファザーという生活環境は、子供と共にがんばる環境。
乗り越えた経験や自信によって、普通の人より「人間として大きく成長」できます。
自然と身につく「家事や子育てのスキル」
シングルファザーとしての生活は、「家事や子育てのスキル」が当たり前のように身につきます。
「自分でやるしかない」という生活は、余計なことを考えずに何でも取り組める生活です。
家事や子育てに対して苦手意識を持っていたとしても、やっていくうちにできるようになります。
ぼく自身がそうだったからこそ、自信を持って言えます。
ぼくも家事や子育てについては、ほとんどゼロからのスタート。
そして最初から100%できる必要がないことを、実際に経験してみて学びました。
シングルファザーとして、子供のことだけを考えて過ごす毎日。
自分なりの家事や子育てのスキルは、自然と身につけていくことができます。
想定外の毎日で「メンタルが強くなる」
思うようにいかない子供との生活だからこそ、「メンタル面も強く」なってきます。
ひとりで子育てをしていくというのは、自分の気持ちとのたたかいでもあります。
やらなければいけないことが多い中でも、子供に振り回される毎日。
子育てというのは、まったく思い通りにいきません。
ぼくは今でも、子供たちへの接し方でいろいろ考えさせられることはあります。
- さびしい思いをさせてるだろうから優しくしなきゃ…
- でも注意するときは厳しく言うべきなのか…
- しばらく見守るくらいの余裕を持たなきゃ…
シングルファザーとしての子育ては、毎日がトライ&エラーのくり返し。
忙しい毎日を繰り返していくことで、自分なりの気持ちの持ち方が身につきます。
そして大切なのが、子供を1番に考えた上でのメンタルになっているという部分。
最初は忙しい毎日でも、少しずつ自分の気持ちにも余裕は出てきます。
自分なりに考えながら過ごした毎日というのは、自然と心が広くなって物事への感じ方にも変化が出てきます。
シングルファザーで大事なのは「ブレない気持ち」
「シングルファザー」というのが、世の中的には少ないのは事実です。
そしてよくある「シングルファザーの悩み」というのも、決して間違いではありません。
しかしだからといって、それがマイナス要素になるわけではありません。
実際にシングルファザーとしての生活をしていくことで、不安や悩みも解決はできます。
ひとり親としての生活には、「お金」や「身近に相談相手がいない」などの悩みも。
そんな時は、国や自治体からの手当を活用したり、SNS等でつながりを持つことで孤独感はなくなります。
「仕事」「家事」「子育て」は大変ですが、それも新しい生活環境に慣れるまで。
毎日やっていくことで、イヤでも家事や子育てのスキルは身につきます。
シングルファザーとしての生活が安定するまでは大変な部分はありますが、その中で多くの経験もできます。
そしてそんな経験が、「シングルファザー」としても「人」としても成長できるチャンス。
大切なのは、子供のためにも「ブレないシングルファザーとしての覚悟」です。