- シングルファザーがもらえる手当が知りたい…
- 母子手当は聞くけど、父子手当ってあるのかな?
- 手当に頼って生活してもいいのかな?
ひとり親にとっては、「児童手当」や「ひとり親家庭向けの手当」は生活の大きな支え。
しかし手当の種類や自分が該当しているのかなど、あまり意識していない人も多いです。
✅この記事の内容
- 子育て世帯向けの手当と種類
- ひとり親世帯向けの手当に「母子」や「父子」はない
- シングルファザーでも支えが必要な理由
この記事では、ひとり親の子育て世帯としてもらえる手当。
そしてシングルファザーでも制度を活用すべき理由を紹介します。
ぼくもシングルファザーとして、娘と息子の子育て中。
シングルファザーとしての生活が始まったことで、児童手当やひとり親家庭向けの手当について自分なりに調べて学びました。
ひとり親になった場合、「国や自治体から受け取れる手当」などを知っておくことが大切。
子供の数や世帯収入、住んでいる地域によって、多少の差は出てきます。
特にひとり親の場合、働き方によっては生活にかかってくるお金もきびしいのが現実です。
そんな生活を支えるためにも、自分が受け取れる手当についての知識は重要です。
大切なのは、「ひとり親としての収入面を考慮しての支援制度」であること。
なので収入や世帯による、所得制限があります。
ひとり親として、子供のことを考えるからこそお金についての知識は重要。
受け取れる手当をしっかりと管理し、子供との生活をより良くするための使い方を考えていく必要があります。
子育て世帯向けの手当と種類
子育て世帯であれば受け取れる「児童手当」
- 0歳から中学校卒業まで支給
- 3歳未満は一律15000円
- 3歳〜小学校修了前は10000円、第3子以降は15000円
- 中学生は一律10000円
- 6月,10月,2月にそれぞれの前月分まで支給
- 毎年現況届を提出
ひとり親家庭向けの「児童扶養手当」
- 地方自治体より支給
- 父母が離婚した児童など
- 18歳になった最初の年度末まで
- 11月,1月,3月,5月,7月,9月に支給
- 毎年現況届を提出
- 前年の所得に応じて全部支給と一部支給,支給停止
- 前年の所得、養育費、同居の有無などによる所得制限
児童扶養手当以外に受けられる支援制度
- 住宅手当:家賃の補助
- 医療費支援制度:病院で治療を受けた場合の自己負担分を自治体が負担
- 交通費の割引制度:公共交通機関の割引
- 保育料の負担軽減:子育てにおける保育料の一部を軽減
- 上下水道の減免制度:水道基本料金を免除
※各自治体によって違いがあります
ひとり親家庭向けの「児童育成手当」
- 東京都が支給
- 父母が離婚した児童など
- 18歳になった最初の年度末まで
- 児童一人につき13500円
- 2月,6月,12月に支給
- 毎年現況届を提出
- 所得制限対象が受給者のみ
- 所得上限も児童扶養手当より高い
支援制度を受ける上で大切なこと
「母子手当」「父子手当」で分かれていない
ひとり親家庭向けの支援制度に、「シングルファザーだから受け取れない」ものはありません。
今では、児童手当やひとり親家庭向けの手当に「母子手当」や「父子手当」というものはありません。
- 「児童手当」は、子育て世帯を対象とした支援制度
- 「児童扶養手当」などは、ひとり親家庭向けの支援制度
つまり「シングルファザー」でも「シングルマザー」でも、同じように受けることのできる支援制度になります。
「母子家庭だけ」「父子家庭だから受けられない」などはいっさい無し。
子育て世帯、ひとり親家庭として、受けられる支援制度があることを知ることが重要です。
制度によって「所得制限の基準」も変わってくる
自分が手当に該当するかの判断を、「自分だけで判断しない」ことも大切です。
手当を受けられる基準は、手当の種類によって「所得」や「世帯収入」の基準が変わってきます。
なので実際に手当に該当するかどうかは、役所での正確な計算の結果になります。
該当するかの計算も、いろいろと複雑。
なので自分で判断せず、役所でしっかりと確認してもらうことが大切です。
手当の種類によっては「該当するもの」「該当しないもの」が分かれる場合も。
なので自分で勝手に判断せずに、役所で確認してもらうのがおすすめです。
大切なのは「子供のための使い方」
ひとり親家庭向けの支援制度だからこそ、「使い方もしっかりと管理する」ことが重要です。
「ひとり親家庭向けの手当」というのは、生活を経済的に楽にするために受けられる支援制度。
あくまでも、ひとり親家庭として子供との生活を支える制度になります。
だからこそ、大切なのは「使い方」。
お金について管理する必要があるひとり親こそ、1番は子供のために使うことです。
これから先の子供の教育費として貯金できるのが、もっとも理想の使い方。
「児童手当」や「ひとり親家庭向けの手当」は、あくまでも子供との生活を支える支援制度だと忘れないことが大切です。
シングルファザーでも支えが必要な理由
シングルファザーも考えるべき「経済的安定」
ひとり親として「経済的な安定」を考える上では、支援制度の活用は必要になってきます。
国や自治体から受けれる手当というのは、シングルファザーにとっても生活の大きな支え。
父子家庭は、母子家庭よりも収入があって安定していると思われがち。
しかし実際、家庭の環境によってはそんなことないのが現実です。
- 養育費
- 住宅ローン
- 働ける時間
これらの条件によっては、決して経済面で余裕があるということはありません。
実際ぼくの場合、「養育費」を受け取っていません。
賃貸なので「住宅ローン」はありませんが、「毎月の家賃」は発生してきます。
そんなシングルファザーにとっては、受け取れる手当があるだけでも大きなプラスになってきます。
経済的な支えは「気持ちの余裕」につながる
経済的に余裕があるというのは、「毎日の気持ちの余裕」にもつながってきます。
シングルファザーの場合、「お金の心配」が減るだけでも気持ちに余裕がでてきます。
多少は生活費が補えることで、仕事による収入ばかりを気にする必要もなくなります。
ひとり親というのは、仕事や家事、子育てを全てひとりでやっています。
もちろん生活に慣れてくれば、負担も変わってきます。
しかし子供との毎日の生活を自分ひとりで支えているというのは、少なからず気持ちに負担がかかります。
生活費の面で気持ちの余裕ができるだけでも、「ひとり親としての気持ちの負担」は軽くすることができます。
「子供と向き合う気持ちの余裕」につながってくる
ひとり親家庭、シングルファザーとして、受け取ることのできる「公的援助は活用すべき」です。
「母子家庭だけ」「父子家庭は受け取れない」などということはありません。
該当しないという思い込みはせずに、しっかり役所へ行って確認してもらうことが大切になってきます。
シングルファザーであろうと、生活環境や働き方によっては生活にかかるお金がきびしいのは事実。
そのための公的な支援制度を知って活用することで、生活の支えになってきます。
ただ大切なのは、「あくまでも支援制度」だという考え。
ひとり親として、子供との生活を送るための手当だという面も忘れてはいけません。
シングルファザーとして子供との生活を考えるからこそ、活用できる支援制度を知る。
そして多少の経済的な余裕ができることで、子供と向き合う時の気持ちの余裕が生まれてきます。